Archive für September 2006

I ONLY SPEAK GERMAN TO MY DOG

シアターを飛び出してハンブルグの町中でパフォーマンスしています。通りすがりの人からさい銭はもらうし、最初は私達を強盗だと思って苦情を言ってきたインド料理屋も今は毎日手を振ってきてくれて、昨日は女主人が携帯で私達の写真をとってました(笑)

作品の概要は、マレーネのドラッグクイーンのショウがマレーネのヴォイスの妨害にあって、客を残して出演者がみんな劇場から消えてしまい、そこに居合わせたパパラッチの誘導で、お客さんはマレーネのモノローグが流れるCDウォークマンとともにシアターを出発、
サルのマスクをかぶったダンサーが暴走する繁華街を抜け、屠殺場とメッセの間にある工事現場まで連れ出されそこで犬ぞり(スケートボード*犬は本物)に引かれるサルに遭遇したとおもったら、花火とともにマレーネのドラッグクイーンが現れ、夢うつつのうちにタクシーに乗せられてシアターに戻り、ようやくドラッグクイーンのショウにご招待、という超OFFなネタです。舞台美術家と作家のカップルの企画なのですが、参加者も演劇関係者が多くて、みんなしゃべるしゃべる語るしゃべる考える…ネタがOFFながらも下品なお笑いにならない造詣の深さにドイツ演劇の歴史を垣間みた気もします。

CDから聞こえるモノローグと街の日常とのコントラスト、そこに白いサルがいる非日常性。お客さんにとっては街の人までがショウのエキストラになってる一方、街の人からすればCDプレーヤー片手にサルを追いかける25人の集団自体、異様な見せ物です(笑)
受けるインプットによって現実が全く姿を変えてしまうのがとても興味深いのと、こんなパフォーマンスができてしまう余裕がある街もかっこいいよなあ、と、そんなこんなでパフォーマンスやシアターについて色々考えてしまう毎日です。
日本の皆様にもぜひ体験して欲しいけど、これは日本に持って行きようがない…くやしい。

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