Archive für 20.12.2006

クリスマスプレゼント

”アポロ…”の公演後なんだか耳が痛いなあ、と思っていたら日に日に耳が腫れて来て、なにかの菌に感染したのかと思って医者にいったら、「あ、血豆ですね」と一目でいわれ拍子抜け。
頭突き(?)のような振付けがあり確かに毎回耳をぶつけてました。やはり受け身が甘かったらしい。

しかしなんと手術する羽目に(涙)なんでも自然には消えないそうで、ほっとくとそのままごつい耳の持ち主になってしまうそう。そういえばお相撲さんとかよくこんな耳をしてたかも、とぼんやり考え込む私に医者は「耳の後ろに切れ目をいれて、水分を押し出したあとは両面から綿を縫いつけて…」と中華料理のレシピみたいな事をさわやかに説明した後、本格的に着替えまでさせられ麻酔も打たれて、さあ手術。

ところが実際に執刀するのは新米のお医者さんで、寝耳に水。耳元で主治医と「もっと深くていいんですか?」とか「あ、そんな後ろじゃない、そうそこを気をつけて切って…まあこれでも大丈夫だろう」なんて会話を交わしてる。彼らにとって私の全存在は打ち身で腫れた耳で、新人の無難な練習台でしかないんだなあ、とため息つきつつ、自分は症例何番だろうと耳鼻科症例辞典のページを想像していたら思い出したように「大丈夫ですか?」と聞かれ力なく笑うのみ。「大丈夫です、授業を一緒に聞いてます」とまな板のコイの心境で答えた私にみんな満足したようで、講習は続き、耳に両側から綿を縫い付けられたのち包帯を頭にごつく巻かれ手術は終了。「土曜日には包帯もとれて元通りですよ」「じゃあクリスマスプレゼントは、きれいな耳ってことですね」「そうだね、ははは」と医者と談笑したのち無事釈放となる。

「一応手術だったので帰りはタクシー使って下さいね」と言われたものの、そのまま路面電車と徒歩で周囲の”…タイボクサー?”といぶかしがるような視線を浴びながら帰宅。今は麻酔が切れて来てずっと耳をドアに挟んでるように痛いけど、心頭滅却で気づかないようにしてます。幾つになっても生傷の絶えない私です。

ohr.jpgまるで湘南のヤンキー。

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