Archive für November 2007

Feierabend!

手術から約1ヶ月が経過し、 現在はHelena Waldmannの作品のリハーサル中です。今回はダンス公演ではなく、なんと言えばいいのでしょうか、、、祭りと言うか、パーティーというか、果たしてどうなるのかまだ全くの未知数ですが、客席があって、ステージで踊る、というものとは全く別ものの公演になりそうです。

タイトルは”Feierabend! - Das Gegengift”。Feierabendは日本語で直に当てはまる言葉がないのですが、仕事終わり、あがり、アフター5、という感じでしょうか。Gegengiftは解毒剤。”仕事あがりと解毒剤”、、、

スタッフ&キャストはドイツ人、イスラエル人、イラン人、ユーゴスラビア人(ボスニア&セルビアの混血)、フランス人、バルバドス系カナダ人、エジプト人、そして日本人の私、と激しくマルチカルチャーで、ダンサーというよりはパフォーマー、役者というよりはディレクター&料理人、パフォーマーというよりはミュージシャン、という感じでかなりボーダーレスというか、どうなっちゃうの、これ?!という顔ぶれ。

Helenaの作品は毎回かなり違うため、こんな感じ、とはとてもいいづらいのですが、いつも共通しているのはコンセプトが作品を貫き通していることかと思われます。そしてある種の熱さというか、グロさを内包している、という印象。彼女の創作過程、演出法にとても興味があって受けた仕事ですが、予想通り、ダンスのクリエションとはかけ離れたリハーサル。毎日何時間もディスカッションをしたり、一日中パーティー(のインプロ??)をしたり。劇場という空間で何かを企画するという行動への根源的な問いかけや、踊る、歌う、笑うなどという衝動に対する追求が果てしなく続き、かなり頭がオーバーヒート気味の毎日です(笑)でも彼女の視野の広さ、冒険心&探究心、そして創作を心から楽しむ姿勢には大いに刺激を受けています。

彼女との最初のミーティングで聞かれた質問:
「仕事の反対は?」
「恋しい(懐かしい)と思うものは何?」

良かったら、みなさまの答えをお聞かせくださいませ!

おやゆび姫

“here-hear” のダイジェストムービーをようやくUPしました!

ところで、2週間前に足の親指を手術しました。かれこれ8年前に一度骨折し、治療が不適切だったのかもしくは安静が足りなかったのか、完治しないままずるずると 現在に至って、第1関節が殆ど機能せず,乾電池のように腫れたままの状態が続いていたのです。

春に一度検査してもらった所、骨の破片が関節に挟まっているとのこと。それを取り除かないと改善はされないと言われ、いつかは手術をする予定でした。ところが最近また同じ所を痛め、(しかもドアの敷居にぶつけて…涙)乾電池が電球に成長してしまい、さらに頼りない状態になってしまったので、とうとう手術をすることに。

手術当日、ベッドに固定されて地底基地のような手術ステーションに屠殺場に送られる豚の気持ちで辿り着き、新生児に近い赤ちゃんの手術を控えて泣き崩れる若いお母さんに貰い泣きをしつつ、麻酔室に向かう途中に助手から発せられた質問に凍りつく。「えーっと、手術は右の手?それとも左?」は???!違う、右足やねんーーー!!!ボケ!あんたら怖い!信用できん!帰る〜(涙)!と心では絶叫しながらも、「いいえ、右足の親指の第一関節です」とにっこり言ってしまう自分の人の良さにあきれながら、局部麻酔と言われていたのにすっかり意識を失い、気づけば病室のベッドでした。

寝てる間に血を沢山とられて売られたんじゃないかとか、手術中にミスがあったから記憶が飛ぶヤクを打たれたんじゃないかとか、ゴルゴ13に毒されまくった妄想に取り憑かれる私でしたが、それでも人生初の全身麻酔にいたく感動。すごい。本当に1mmも記憶が無い。こわい。医学の力とお医者さまに感謝しつつも、ナチ時代に医学が大きな進歩を遂げ事を思い出し、なんだか背筋を冷たいものが走る。

なんにせよ、関節をパカッと開いて骨のかけらを3つ取り除き、掃除的手術は無事終了。大トロ握り状態になった親指とともにベッドに横たわる日々を耐え抜き、ようやく歩けるようになりました。縦になれるって素晴らしい!お隣の3ヶ月になる赤ちゃんに会う度に「そうだよね、横たわってるだけってつらいよね〜」と妙なシンパシーを感じて、縦にしたり逆さまにしてあげたりしてサービスに励む日々です。

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