Archive für Januar 2008

勇気ありますか

勇気か無謀か、甘さか優しさか、エレガントか予定調和か、ユーモアか逃げか、
ヒステリーかワイルドか、筋か言い訳か、演技かコミュニケーションか、、、
中学時代のような疑惑が頭を巡る毎日です。
その境界は近づくほど曖昧でぼやけて行って、「ここが境」なんてものは見つかりません。

いきなりですが、ダンサーなんて世間のみそっかすです。
そんなのが、人様の税金からの助成金で2ヶ月もギャラ貰って生活して、
遊びのようなリハーサルを重ねて、ごたくを並べてる。ええかげんにせえ、と自分で言いたい。
でも、人様の税金を使って、スポットライトを浴びてただ気持ちよく踊るなら、
政治家やって利権を分配したほうが、まだ愛嬌ってもんです。
保証のない所に飛び込んで、さらし者になる覚悟は必要です。

「なんで足を上げるの?」7年ほど前に66b/cellのメンバーに聞かれた質問。
「空間を変えられる気がする」と魔女っ子メグのような回答をした記憶が。
気持ちいい足上げや動きの追求だけなら自宅で心行くまでできたけど、
プロジェクターの残酷に切り替わる光に、現実味と快感を感じて始めたコラボレーションでした。
自分の興味もスーパーキッチュ(超人工的)だった時代を経て、
最近はどんどん「素材の味」に近づいてます。
でもそれは「オーガニック」ということが商標になって、ある意味でより概念的で嘘くさい最近の
「超自然」状態が気になってるからかもしれません。

「舞台芸術」からラディカルに逃れようとしている今回のプロジェクト、
全ての予定調和から自由でいようとするのに、
私たちはやっぱり経験の保険から逃れられなくて、その場で生み出すことに恐怖がある。
気づけば社交術や音楽の予定調和に頼りまくっていたりする。
そして自然体のつもりが、えらくシュールだと指摘されたり(笑)
そもそも日本でも「宇宙人」「とんちんかん」と言われ続けてきた私の「自然体」って何??
コミュニケーションにおいて自然体なんてものはないんじゃないか??
これだけ違う人種が集まると「普通」という基準が存在しない。
果てしないいたちごっこをしている気分です。
プロデュースされた自然体は、結局「アート」だったりしちゃうんですね(笑)
だけどそこに欲しいのは実感。感触。動き。潔い不確かさ。

劇場にいながら、劇場から抜け出る、、、じゃあ皆で遠足すりゃいいだろ、と言いたくなりますが、
そこはやっぱり枯山水。「超芸術」への道だったりするのかも?という期待が捨てられず、
天の川用の浮き輪を探す毎日です。

すみません、さくらんぎみです。

ショック

昨日はヘレナ作品で、身内でゲストを招待しての通しでした。
お客さんなしではどうにも様子が掴みにくいため、これまでもすでに3回仮のお客さんを交えたリハをやって来ています。考えてみたら贅沢な話ですね。
仮のお客さんとして来てくれたのは約40人。いままでで一番多いです。
流れがまだまだ整理がついていないのとそれだけの人数を動かすのは初めてなため、盛り上がってはまたしらけたり、ギクシャクする瞬間が沢山ありながらも、とりあえず気合いで通し抜こうと、この時期の通しにありがちな異常なテンションになって行きました。

そしてそんな時に起きてしまうのが、、、事故です。
私が丸いテーブルを天板ごと倒すシーンがあり、普段は天板も同じ方向に落ちていたのが、昨日になってそのまわりをテーピングしたために、天板が床で転がって出演者のかかとを直撃してしまいた。天板はシリコンの厚さ3cm、重さ50kgは軽くあるものだったため、彼女の踵はかなり深く傷ついてしまいました。リハはその場で中止になり、彼女は救急車で病院へ。幸い骨や靭帯に損傷はなかったものの、テーブルを倒した張本人である私は大ショック。とりあえず後遺症の残らない傷で済んだことに心から安堵しましたが、私自身つい10月の公演で足の親指を骨折した状態で踊っていて、その後の手術から未だリハビリ中の身なので、自分の過失で人に怪我をさせてしまったことにぞっとするし、彼女の順調な回復を心から祈るばかりです。

普段は神様もおばけも眼中にない私ですが、やはり舞台の神様は無視できません、、、いや、祭りの神様なのか、今回は。

どうぞ私たちとお客さまをお守り下さい!

??

なぜかコメントの所に書き込みができないので、こちらの場を借りてコメントを書きますね。

元旦を日本で過ごして、ベルリンに夜中に着いた翌日からリハーサル開始&書きものに追われて、てんてこまいです(> <) 色々な方々にしたい挨拶もろくにしていないままで、気持ちにのしかかってます、、、

itoさん> こちらこそ昨年はどうもありがとうございました!itoさんと知り合うきっかけと
なったボーデ美術館の公演からもはや1年。現在は祭り続きの毎日です(注・リハです)
果たしてどこに流れ着くのやら私の人生。
itoさんにとって充実した1年となりますよう、お祈り申し上げます!

shimomu> 書き込みどうもありがとうございます。またタイミングを逃してしまったけど、
今年は一度ゆっくりお茶でもできると嬉しいです。(最近酒量が激減しました)
連絡先なくしてしまったのでメアドを下さい。
shimomuも素敵な2008年を!

Fujiさん> ふじさんが私のサイトを最初に訪れてくれたのは一体何年前だったんでしょう?!
いやー、年取りましたねお互いに(笑)
ここまで来たら、一年一年噛みしめて大切に過ごしましょう。
Fujiさんにとっても実り多い1年となりますように〜!

Frohes Neues Jahr!

still-1.jpg新年あけましておめでとうございます!
6年ぶりに日本で迎えたお正月です。
そして気合いを入れて賽銭投げに行きました、浅草寺。
盛り上がってましたねー

並ぶ事1時間余り、、、プラカードとメガホンを手にしたお巡りさんの指示に従順に従う母国の人々に感動しながら、景気よく賽銭を!と思ったら財布には札しかない!!
札いきますか?!

とは1秒たりとも迷わずに、連れに小銭を恵んでもらいました。
5投中命中したのは3投のみ。やはり手首のコントロールが甘い。
今年も地道にがんばります。

よっしゃと思って引いたおみくじは、、、凶でした(涙)
しかし見渡すと「うおっ、凶だ!」「えーー、凶じゃないっ」という声が沢山。
凶を沢山出して厄払いで儲けようという魂胆じゃないか、浅草寺?!

still-3.jpg
「凶のおみくじは利き手じゃない手を使って片手で結ぶ!」
という実は初耳だった決まりに従って、凶運がベルリンまで追いかけてこないよう、
枝にしっかり縛り付けてきました。

沢山の素敵な出会いと、体や機械の怪奇現象に見舞われた昨年でしたが
みなさまのおかげで実り多く乗り切ることができました。
今年も色々ありそうですが、ささやかに楽しみながら頑張りたいと思います。

昨年は本当にお世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いします。

みなさまにとっても爽やかな1年となりますように!
still-2.jpg

2008年 元旦     川口ゆい

|