Archive für 24.1.2008

勇気ありますか

勇気か無謀か、甘さか優しさか、エレガントか予定調和か、ユーモアか逃げか、
ヒステリーかワイルドか、筋か言い訳か、演技かコミュニケーションか、、、
中学時代のような疑惑が頭を巡る毎日です。
その境界は近づくほど曖昧でぼやけて行って、「ここが境」なんてものは見つかりません。

いきなりですが、ダンサーなんて世間のみそっかすです。
そんなのが、人様の税金からの助成金で2ヶ月もギャラ貰って生活して、
遊びのようなリハーサルを重ねて、ごたくを並べてる。ええかげんにせえ、と自分で言いたい。
でも、人様の税金を使って、スポットライトを浴びてただ気持ちよく踊るなら、
政治家やって利権を分配したほうが、まだ愛嬌ってもんです。
保証のない所に飛び込んで、さらし者になる覚悟は必要です。

「なんで足を上げるの?」7年ほど前に66b/cellのメンバーに聞かれた質問。
「空間を変えられる気がする」と魔女っ子メグのような回答をした記憶が。
気持ちいい足上げや動きの追求だけなら自宅で心行くまでできたけど、
プロジェクターの残酷に切り替わる光に、現実味と快感を感じて始めたコラボレーションでした。
自分の興味もスーパーキッチュ(超人工的)だった時代を経て、
最近はどんどん「素材の味」に近づいてます。
でもそれは「オーガニック」ということが商標になって、ある意味でより概念的で嘘くさい最近の
「超自然」状態が気になってるからかもしれません。

「舞台芸術」からラディカルに逃れようとしている今回のプロジェクト、
全ての予定調和から自由でいようとするのに、
私たちはやっぱり経験の保険から逃れられなくて、その場で生み出すことに恐怖がある。
気づけば社交術や音楽の予定調和に頼りまくっていたりする。
そして自然体のつもりが、えらくシュールだと指摘されたり(笑)
そもそも日本でも「宇宙人」「とんちんかん」と言われ続けてきた私の「自然体」って何??
コミュニケーションにおいて自然体なんてものはないんじゃないか??
これだけ違う人種が集まると「普通」という基準が存在しない。
果てしないいたちごっこをしている気分です。
プロデュースされた自然体は、結局「アート」だったりしちゃうんですね(笑)
だけどそこに欲しいのは実感。感触。動き。潔い不確かさ。

劇場にいながら、劇場から抜け出る、、、じゃあ皆で遠足すりゃいいだろ、と言いたくなりますが、
そこはやっぱり枯山水。「超芸術」への道だったりするのかも?という期待が捨てられず、
天の川用の浮き輪を探す毎日です。

すみません、さくらんぎみです。

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