Archive für Mai 2009

7月の横浜

7月に再び赤レンガ倉庫で踊ります!
すみません、チケットもう発売されてます、、、

横浜開港150周年記念
多和田葉子×高瀬アキ『横浜発 −鏡像(きょうぞう)』

横浜開港150周年。
「港」をキーワードに展開する言葉、音楽、ダンスの饗宴!

−出演−
多和田葉子(テキスト/自作朗読)
高瀬アキ(音楽・構成/ピアノ)
ルイ・スクラヴィス(バスクラリネット)
川口ゆい(ダンス)

2009年7月11日(土)15:00開演/12日(日)15:00開演
*11日はアフタートークあり

横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール

詳細はこちら

個人的な見解

先日OFFの日に、久々にのんびりと過ごし、世間の水面にようやくまた浮かび上がれたという気分になった夕方。知り合いが照明をやっている、とあるアメリカ人ダンサーのソロを勧められて観に行く。自分がクリエイションに関わっている間は心身共に脆くなりがちで、人のパフォーマンスを観に行くのは億劫なんですが、「彼女は全てを投げ出してくる」と強く誘われたので、行ってみました。

こういう言い方は過激でいけないとは思うけど、あの手のジャンキーディプレッションはダメです。耐えられない。自分のデプレッションになんとか折り合いを付けて日々のリズムをキープして、OFFでせっかくまた人生美しいなとかしみじみ思わんとしていた所に、なんであんたのフラストレーション(しかもリプロデュースされた)に付き合わなきゃいけないねん、と客席でどんどん凶暴になる自分が怖くなって途中でそっと退場しました。

なんていうか、自分は舞台で何も代表も代弁もしていないし、自分の体は社会問題ではないし、そういうテーマは見てるお客さんが勝手に舞台上の体や踊りを観る中に発見して喜んだり哀しくなったり怒ったりすることで、それは自分のお陰っつう訳でもなく、お客さんの目や頭やカラダや過去や未来がお客さんにそれを気づかせる訳で、だから自分をそんな重要なものだと思わない方がいいんじゃないかと思う。頼むから静かに考えさせて下さい、と言いたくなってしまう。いや、静かでゆっくりなパフォーマンスだったんですが。

、、、やっぱり過敏になってる(笑)

ANAESTHESIA

Nico and the Navigatorsのヘンデル没後250周年記念音楽劇”ANAESTHESIA”のリハも佳境。
二週間後にヘンデル出身地ハレのフェストシュピーレで初日を向かえます。
演出家のNicoは、オトナコドモな透明感のある不思議な世界を作る人。今回はオーケストラプラスオペラ歌手、役者やダンサーの入り交じったアンサンブルですが、それぞれの個性を引き出しつつも全体を確固としたスタイルにまとめる演出力はなんというか職人的な集中力で、ダンスとも芝居ともまた違う、とても独特な手法が刺激的です。面白い事に彼女の演出哲学は、偶然にも「能」の考えとかなり似ている所があったり(もちろんスタイルは全く違うし、本人も能は知らないですが)。
Nicoの仕事で素晴らしいのは、彼女のチームワークの作り方。歌手やダンサー、役者の交ざった今回のアンサンブルでは個人個人の技能と専門にあったト レーニングとリズムを尊重しながらも、グループトレーニングやコミュニケーションの大切さを忘れず、空間や衣装や食べ物にも気を配り、全体をクリエイティ ブな空気に保つ手腕は、まるで”舞台の主婦”。学ぶ事沢山です、はい。

今週からはウィーンの楽団FRANUIの皆さんも加わって、さらに楽しくなって来ました。ヘンデルの色んな曲をちりばめたこの作品、彼らのアレンジはバタ臭さが抜けつつもしっかりバロックで、密かにシューベルトの旋律が編み込まれていたり、さりげなくジャズ風な展開が通り過ぎたりと、遊び心溢れる万華鏡のようで、とてもチャーミング。クラシックファンの方にも新鮮な驚きが沢山あると思います。

手放せないもの

先週の土曜日、アキさん&ルイさんのコンサート、一部では絶品のデュオを堪能し、二部では恐れ多くも骨身に沁みる幸せながらお二人の音の中で踊らせて(暴れさせて??)頂きました。

うわ、なんというか、お二人の手のひらの上を転がさせて頂いたというか、ごめんなさい、そして有り難うございます!!
もう当たり前なんですが、お二人とも懐が深く豊かすぎる。私はまだその懐に飛び込みきれず、浮き輪にしがみついてじたばたしてる感じ。甘い。でもその私のみっともなさも含めて”現場”をお客さんが楽しんでくれるのもJazz!と痛感させて頂いた夕べ。Good Boysのベーシストの方が、「この自由さがまさしくジャズなんだよーっ。久々にみたっ!」とコメントして下さったのがとっても嬉しい。そう、この自由は手放せない。

いくら高みを目指しても、背後を見捨てたら薄っぺらなまま。高みから泥沼にダイブしては、また舞い上がっていく強さと自由さが欲しい。できれば全てを引きずって。昇華なんかしたくない。

Aki Takase x Louis Sclavis そして私

本日ベルリンのInstitute de Francaisにてコンサートです。
2部にお邪魔して、踊らせて頂きます。何たる有り難き幸せ!!!
会場が狭いのがちょっと残念ですが、、、ルイさんには本日初対面。

お二人のデュオのCDを頂いてから、毎日聴き込むつもりがただ聴き惚れています(笑)
自分がこの音の中で踊らせて頂けるなんて、本当に光栄の限り(痺)

超大御所のアキさんとルイさんの狭間でアリンコのような私ですが、
お客さまも巻き込んで、とにかく素晴らしい時間になりますように。

た の し み  ! !

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