Archive für April 2010

追加公演

Red Bull Flying Bach好評につき追加公演決定です!
日増しに増えるお客さん、B-boyジュニアから毛皮の老夫婦までがごっちゃになって、片やクラシック初体験、片やブレイクダンス初体験という素敵な現象に毎日盛り上がっています。ガラス張りのニューナショナルギャラリー、今や外からガラス越しに、夜風にもめげずショーを最初から最後まで見物している人達も沢山。

そしてなんと今日は、ベルリン市立図書館で、バッハの平均律のオリジナルの楽譜を拝見!!
ベルリンの市立図書館はおびただしい数に上るバッハの楽譜所蔵率80%を誇り、今回はFlying Bachの功績を讃えて、普段は光の当たらない倉庫にかくまわれている、バッハ手書きによる平均律の楽譜を特別に拝見させて頂く光栄に預かりました。バッハの筆跡はイメージ通り?とてもクリアーで正確、楽譜が既にアート。クリストフも感慨深げに見入っていて、「ほらここがヘッドスピンだ」「これが平手打ちフーガ」などと説明するのをきいて、ああ21世紀なんだと思ってしまいました。まさかバッハもアタマで回られるとは思わなかっただろうな〜(笑)そして私もこんな風にバッハに出会える日が来るとは思いもしませんでした。
見学の模様はその内Red Bullのサイトに更新されると思うので、お楽しみに!!

そして追加公演情報。

Überragender Erfolg: drei Zusatztermine für Red Bull Flying Bach
Die Flying Steps tanzen zu Johann Sebastian Bachs Wohltemperiertem Klavier
Neue Nationalgalerie, Kulturforum am Potsdamer Platz, Berlin

Zusatztermine:

15. Mai 2010 – 21:00 Uhr
16. Mai 2010 – 21:00 Uhr
17. Mai 2010 – 21:00 Uhr

Tickets von 16 Euro (ermäßigt) bis 33 Euro gibt es ab sofort unter www.ticketonline.com.

“andropolaroid”とサンドイッチで体力的にかなりきついですが、 踊れる幸せを噛み締めて、毎回全力で望んでいきます!

andropolaroid

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“Red Bull Flying Bach”、最高の初日を迎えられました!
約500人余のお客さんから10分にも及ぶスタンディングオベーションを頂き、とても嬉しかったです。
インテリ目線でケチをつけようと思えばいくらでもつけ込むスキはあるけど、「天国と地獄」とまで書かれたこの挑戦が、バッハの祖国でセンセーションを巻き起こしているのは確か。年配の上品なクラシックファンから、バッハがドイツ人である事すら知らないような若者までがごっちゃになって、新国立美術館のルドルフ・スティンゲルの絨毯の上に座り込んで舞台を凝視している様は痛快。新聞にも書かれていたように、「今ベルリンで一番HIP!」であることは間違いないです。

閑話休題。

5月には新しいソロ作品を発表します。その名も“andropolaroid”(アンドロポラロイド)。
爆発しそうな東京仕込みの脳みそをドイツのセオリーで再構築して、なんとかここまで生き抜いてる私というホモサピエンスのポラロイドです。70本近い蛍光灯の森のなかで、超音波に包まれた言葉を掘り当てながら、偶然か必然かわからない道を選択していく生き物、それは私個人の話だけど、人間という生き物の姿のひとつでもアリ。1月から2月にかけてリハーサルして、3月にはワークインプログレスをデュッセルドルフで上演しました。その間に強烈な空飛ぶバッハの時間をはさみ、さらに今の自分の輪郭が見えて来た気がします。

ちなみにこの素晴らしいアートワークは友人のACCI BABAによるもの。
観た時には嬉しくて笑いがとまりませんでした(笑)

“andropolaroid” eine Tanzperformance im leuchtenden Neonröhrenwald

4.-6. Mai.      Berlin Dock11
12.-14. Mai   Köln Alte Feuerwache
10.-13. Jun.  Berlin Dock11
18. Jun.        Bremen Schwankhalle
24.-31. Jul.  Köln Comedia Colonia Theater

Kontakt: info@theater-51grad.com

初日

Flying Bach、いよいよ本日初日を向かえます。
昨夜はプレス関係者のみでのゲネプロ、それでも異例の総立ちスタンディングオベーションを頂き、関係者もみんなショーに自信を持っています。連日深夜までのリハが続き(ていうかみんな深夜になるほど元気になっていく・笑)、体力的にはギリギリの状態ですが、いよいよ幕があけるという喜びでいっぱいです。大仕掛けなセットも照明もなく、まさに踊り一つで勝負なこの舞台、バッハのビートに乗って炸裂するFlying Stepsのダンスは圧巻。メンバーひとりひとりが強烈な個性とテクニックを備えていて、しかもとても純粋。それが彼らの最大の魅力だと思います。

バッハでFlying Stepsで新国立美術館、というとてもドイツというかベルリンらしいこの企画に、たったひとり異なる文化にダンススタイルに性別で参加というのは、正直今までにないプレッシャーでした。今回の企画で改めて気づいたのは、こちらではクラシックとストリートの世界が日本のそれに比べて大きく隔たっている事。ドイツの音楽界におけるバッハの権威は、日本では比較するのが難しいような気がします。中にはヒップホップジャンキーが巨匠バッハを陵辱!みたいな記事も出たりして、おおほんとにバトルだ、と感動してしまいました(笑)日本では踊りでも音楽でも、クラシックといえどもここ100年程の間に輸入されて根付いたもので、それも日本の社会的構造に対応した芸術というわけでもないから、アーティストの間でもその辺のこだわりがファジーというか、良く言えば柔軟、ウラを返せば軽躁とも言えるなあ、と気づかされました。

ダンサーが音をひとつひとつ分析して、こだわり抜いたステップを作っても、演出のクリストフが「まだギムナスティックだ。音を理解しているのは見えるけど、その先の解釈が見えない」とさらに高い要求をしてきて、また皆で深夜まで議論。バッハの平均律の魅力は、とてもクリアーなシステムに乗っ取って作曲されていて、しかもそこには確かに情緒が存在する。その情緒だけに捕われてもいけないし、音のコンプレクスだけに捕われていても踊りにならない。ビートには卓越しているFlying Stepsのメンバーも、「普通の曲なら3回で済むとこがバッハは20回聴いてもわからん!」と逆切れしながら戦っていました。そうやって皆がひとつひとつの振付を作り上げていく様をみていると、何だかルイ14世が情熱を注いでバレエの基礎を作り上げた時代を思い出し、ああ、こうやって伝統は作られてきたんだなあ、と思ったり。

でも確実に言えるのは、「こんなバッハ、みたことない」

思い切りぶっ飛んできます!

ゆい

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